妊活の第一歩として、多くの方がまず取り組むのが基礎体温の記録です。しかし、いざ基礎体温計を選ぼうとすると「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」と迷う方が少なくありません。
基礎体温計は一般的な体温計とは異なり、小数点第2位(0.01℃単位)まで測定できる「婦人体温計」を使う必要があります。普段の体調管理で使っている体温計では精度が足りないため、妊活を始めるなら婦人体温計を一つ用意しましょう。
この記事では、基礎体温計の選び方のポイントと、妊活中の方に人気のモデルを比較しながら紹介します。

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基礎体温計の選び方:4つのポイント
1. 測定方式で選ぶ(実測式 vs 予測式)
基礎体温計の測定方式は大きく2つあります。
| 測定方式 | 測定時間 | 精度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 実測式 | 約5分 | 高い | 実際の体温をそのまま測定する。最も正確 |
| 予測式 | 約10〜30秒 | やや劣る | 短時間のデータから体温を予測計算する |
| 予測式+実測式 | 予測:約20秒 / 実測:約5分 | 使い分け可能 | 普段は予測式、正確に知りたいときは実測式 |
妊活で使うなら「予測式+実測式」の両対応モデルがおすすめです。忙しい朝は予測式でサッと測り、気になるときは実測式で確認できるので使い勝手がよいです。
2. データ管理方法で選ぶ
基礎体温は毎日継続して記録し、グラフにして傾向を見ることが大切です。データ管理の方法には以下のタイプがあります。
- アプリ連携(Bluetooth対応):測定データがスマホアプリに自動転送される。グラフ化や排卵日予測もアプリが行ってくれるため手間が少ない
- 本体メモリ記録:体温計本体に過去の測定データを保存。アプリは使わないが、手動でノートやアプリに転記する必要がある
- 記録なし:表示のみ。毎回手動で記録する必要がある
継続のしやすさを考えると、アプリ連携タイプが最もストレスが少ないでしょう。ただし、スマホアプリに抵抗がある方は、本体に40日分程度のメモリがあるタイプでも十分です。
3. バックライト・暗所対応
基礎体温は朝、目覚めた直後に測るのが原則です。冬の早朝はまだ暗いことも多いため、バックライト付きの機種であれば暗い部屋でもストレスなく測定できます。地味な機能ですが、毎朝使うものだからこそ重要です。
4. 口中検温のしやすさ
基礎体温は舌の裏側(舌下)にセンサー部分を当てて測ります。センサー部分が薄くフラットな形状のものは口に入れやすく、測定中の違和感が少ないです。丸みのあるデザインよりも、薄型のセンサーヘッドを採用している機種が快適です。

人気の基礎体温計を比較
妊活中の方によく選ばれている代表的なモデルをまとめました。
| モデル名 | 測定方式 | 測定時間 | アプリ連携 | メモリ | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| オムロン 婦人用電子体温計 MC-652LC | 予測+実測 | 約10秒(予測) | Bluetooth対応 | 40日分 | 約3,000〜4,000円 |
| テルモ WOMAN℃ W525 | 予測+実測 | 約20秒(予測) | なし(本体記録) | 480日分 | 約3,000〜4,000円 |
| テルモ WOMAN℃ W520 | 予測+実測 | 約20秒(予測) | なし | 7日分 | 約1,500〜2,000円 |
| TDK 婦人用電子体温計 | 予測+実測 | 約40秒(予測) | Bluetooth対応 | 7日分 | 約3,000〜4,000円 |
オムロン MC-652LC
妊活用の基礎体温計として最も人気の高いモデルです。予測検温が約10秒ととても速く、忙しい朝でもストレスなく測定できます。Bluetooth対応で「ルナルナ」や「ラルーン」などの人気妊活アプリと連携可能。データが自動転送されるため、記録し忘れの心配がありません。
コンパクトなデザインでケース付き。バックライトも搭載しており、暗い部屋でも使いやすい設計です。
テルモ WOMAN℃ W525
アプリ連携はありませんが、本体に480日分という大容量のメモリを搭載しているのが最大の特徴です。体温計の画面上でグラフ表示ができるため、スマホを使わなくても体温の推移を確認できます。アプリに頼りたくない方に適した一台です。
テルモ WOMAN℃ W520
シンプルで低価格なエントリーモデルです。機能は最小限ですが、測定精度はW525と同等。「まずは基礎体温を測ってみたい」という方のスタート用として十分な性能を持っています。
TDK 婦人用電子体温計
Bluetooth対応でアプリ連携が可能です。ルナルナと連携でき、データの自動転送に対応。オムロンより予測検温時間がやや長い(約40秒)ですが、手頃な価格でアプリ連携したい方の選択肢になります。

基礎体温の正しい測り方
どんなに高性能な体温計でも、測り方が正しくなければデータの信頼性は下がります。正確な基礎体温を記録するためのポイントを確認しましょう。
- 朝、目覚めた直後に測る:体を動かす前、布団の中で横になったまま測定する
- 毎日同じ時間帯に測る:できれば±30分以内のズレに抑える
- 舌の裏側(舌下)にセンサーを当てる:毎回同じ位置で測定する
- 口を閉じて測定中は動かない:口が開いていると外気の影響で体温が下がる
- 前夜の飲酒や寝不足があった場合はメモしておく:体温に影響する要因を記録する
完璧を目指す必要はありません。多少のバラつきがあっても、2〜3周期分のデータが蓄積されれば、低温期と高温期のパターンは十分に読み取れます。「測り忘れた日があってもOK」くらいの気持ちで続けることが大切です。
基礎体温表の読み方
基礎体温表を正しく読むことで、排卵のタイミングや黄体機能の状態を推測できます。
- 低温期と高温期の2相に分かれている:排卵が正常に行われているサイン
- 低温期から高温期への移行:体温がガクッと下がった翌日〜翌々日に排卵が起きている可能性が高い
- 高温期の長さ:12〜14日が理想。10日未満の場合は黄体機能不全の可能性
- 高温期と低温期の温度差:0.3〜0.5℃の差があるのが正常
基礎体温表だけでは排卵日を正確に特定することはできませんが、排卵検査薬や超音波検査と組み合わせることで精度が上がります。クリニックを受診する際も、基礎体温表を持参すると医師がスムーズに状態を把握できます。
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まとめ
基礎体温計は妊活の基本ツールです。毎朝使うものだからこそ、「測定が速い」「記録が簡単」「使いやすい」の3つを重視して選びましょう。アプリ連携タイプなら記録の手間を大幅に省けるため、三日坊主になりがちな方にも継続しやすいです。
基礎体温に関する基本的な知識は日本産科婦人科学会の情報が参考になります。妊活全般のサポート情報は厚生労働省のサイトでも確認できます。

※この記事で紹介している価格は執筆時点の目安です。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。
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