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卵子凍結の費用相場はいくら?保存方法と流れをわかりやすく解説

不妊治療

「将来のために卵子を凍結しておきたい」と考える女性が増えています。しかし、実際にどのくらいの費用がかかるのか、どんな方法で行うのか、具体的にはわからないという方がほとんどではないでしょうか。

卵子凍結の費用は1回あたり約30〜60万円が相場で、さらに毎年3〜5万円の保管料がかかります。決して安い金額ではありませんが、将来の妊娠の選択肢を広げる手段として注目されている方法です。

この記事では、卵子凍結の費用・方法・流れについて、実際のクリニック情報をもとにわかりやすくまとめました。

ナビ助
ナビ助
卵子凍結って最近よく聞くよね。費用やリスクをちゃんと理解してから判断することが大事だよ!

卵子凍結とは?基本の仕組みを解説

卵子凍結(未受精卵子凍結保存)とは、将来の妊娠に備えて卵子を採取し、マイナス196度の液体窒素の中で凍結保存する技術です。現在では「ガラス化凍結法(Vitrification)」という方法が主流で、従来の緩慢凍結法と比較して卵子の生存率が大幅に向上しています。

卵子凍結は大きく分けて2つのケースで行われます。

  • 医学的適応:がん治療の前に卵子を保存するケース(妊孕性温存)
  • 社会的適応:加齢による卵子の質の低下に備え、若いうちに保存するケース

近年は「社会的卵子凍結」の需要が急増しており、キャリアやパートナーの有無にかかわらず、将来の選択肢として検討する女性が増えています。

卵子凍結の費用相場

項目 費用の目安
初診・検査(ホルモン検査・超音波等) 約1〜3万円
排卵誘発剤(注射・内服) 約5〜15万円
採卵手術 約15〜25万円
凍結費用 約5〜10万円
合計(1回の採卵あたり) 約30〜60万円
年間保管料 約3〜5万円/年

凍結する卵子の数によっても費用は変動します。一般的には1回の採卵で10〜20個の卵子を目指しますが、年齢や卵巣機能によっては数個しか採れないこともあります。その場合、複数回の採卵が必要になり、トータル費用が100万円を超えることも珍しくありません

自治体の助成金制度

東京都をはじめ、一部の自治体では卵子凍結に対する助成金制度を設けています。東京都の場合、対象要件を満たせば凍結費用として上限20万円、保管費用として1年ごとに2万円(最大計24万円)の助成が受けられます。お住まいの自治体の制度を必ず確認しておきましょう。

ナビ助
ナビ助
東京都は助成金が出るから、住んでる人はチェック必須!他の自治体も徐々に広がってるよ!

卵子凍結の流れ(ステップ別)

ステップ1:初診・カウンセリング

まずは不妊治療専門クリニックを受診し、血液検査(AMH、ホルモン値)や超音波検査で卵巣機能を確認します。医師やカウンセラーから卵子凍結の方法・リスク・費用について説明を受け、実施するかどうかを判断します。

ステップ2:排卵誘発

月経開始後から排卵誘発剤(注射や内服薬)を使い、複数の卵胞を同時に育てます。この期間は約10〜14日間で、定期的な通院(2〜3日に1回程度)が必要です。卵胞の成長具合を超音波でモニタリングしながら、薬の量を調整していきます。

ステップ3:採卵手術

卵胞が十分に育ったら、トリガー注射(HCG注射やGnRHアゴニスト)を打ち、約36時間後に採卵手術を行います。採卵は経膣超音波ガイド下で細い針を使って行い、所要時間は15〜30分程度です。麻酔は静脈麻酔が一般的で、手術当日に帰宅できます。

ステップ4:凍結・保存

採取した卵子の中から成熟した卵子を選別し、ガラス化凍結法で急速凍結します。凍結した卵子は液体窒素タンクの中でマイナス196度で保存されます。

ステップ5:将来の使用

妊娠を希望する時に卵子を融解し、顕微授精(ICSI)で受精させ、育った胚を子宮に移植します。

卵子凍結の推奨年齢

日本生殖医学会は、卵子凍結を行う場合は採卵時の年齢が36歳以下であることが望ましいとしています。これは年齢が若いほど卵子の質が良く、凍結後の融解・受精・妊娠の成功率が高いためです。

採卵時の年齢 凍結卵子1個あたりの出産率の目安
34歳以下 約8〜10%
35〜37歳 約5〜8%
38〜40歳 約3〜5%
41歳以上 約2%以下

この数字は「凍結卵子1個あたり」の確率なので、十分な数の卵子を凍結しておくことが重要です。34歳以下であれば15〜20個、35〜37歳であれば20〜25個の凍結が推奨されることが多いです。

ナビ助
ナビ助
卵子凍結は「保険」みたいなもの。若いうちに凍結するほど成功率が高いから、検討するなら早めがベターだよ!

卵子凍結のリスク・デメリット

  • 排卵誘発による副作用:卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがある。お腹の張り、吐き気、まれに重症化する場合もある
  • 採卵に伴うリスク:出血、感染症のリスクがわずかにある
  • 妊娠を保証するものではない:凍結しても将来必ず妊娠できるわけではない
  • 費用負担が大きい:採卵費用に加えて毎年の保管料が発生する
  • 精神的な負担:「凍結したから安心」と妊活を先延ばしにしてしまうリスク
注意

卵子凍結は将来の妊娠を「保証」するものではなく、「可能性を広げる」手段です。凍結した卵子をすべて使っても妊娠に至らないケースもあるため、過度な期待は禁物です。

クリニック選びのポイント

  • 卵子凍結の実績件数が豊富か
  • ガラス化凍結法を採用しているか
  • 費用体系が明確に公開されているか
  • 保管施設の安全管理体制は万全か(停電・災害対策)
  • 凍結後のフォローアップ体制が整っているか

複数のクリニックの説明会やカウンセリングに参加して比較検討することをおすすめします。費用の安さだけで選ぶのではなく、凍結技術や保管体制、アフターフォローの充実度を総合的に判断しましょう。

まとめ

ポイント
  • 卵子凍結の費用は1回あたり約30〜60万円+年間保管料3〜5万円
  • 自治体の助成金制度がある場合は活用する
  • 採卵は36歳以下が推奨。若いほど成功率が高い
  • 妊娠を保証するものではないが、将来の選択肢を広げる有力な手段
  • クリニック選びは実績・技術・保管体制を重視する

卵子凍結は決して安い投資ではありませんが、「将来の自分に選択肢を残す」という意味では価値のある決断になりえます。まずは信頼できるクリニックのカウンセリングを受けて、自分に合った判断をしてみてください。

卵子凍結に関するガイドラインは、日本生殖医学会(www.jsrm.or.jp・サイト終了)の公式サイトで確認できます。助成金制度の詳細は各自治体のホームページ、または厚生労働省の関連ページをご参照ください。

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。卵子凍結の実施に際しては、必ず専門の医療機関で十分な説明を受けてからご判断ください。

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