妊活中、生理が来るたびに「また今月もダメだった」と落ち込む。期待していた分だけ、生理が来たときの絶望感は大きくなる。そんな経験をしている方は、決して少なくありません。
妊活中のリセット(生理が来ること)は、単なる「今月は不成功」という事実以上に、精神的なダメージをもたらします。希望を持って過ごした2週間が崩れ落ちる瞬間であり、そのつらさは経験した人にしかわかりません。
この記事では、生理が来たときのつらい気持ちとどう向き合えばいいのか、無理のない乗り越え方をお伝えします。「つらいのは自分だけじゃない」と感じてもらえる内容になっていれば嬉しいです。

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なぜ妊活中の生理はこんなにつらいのか
「期待→落胆」のサイクルが毎月繰り返される
排卵日の前後から始まる期待。「今月こそは」という思い。体調のちょっとした変化に一喜一憂し、高温期が続くと「もしかして…」と胸が高鳴る。そして生理が来た瞬間、その期待がすべて崩れる。
この「期待→落胆」のサイクルが毎月繰り返されることで、精神的な消耗は回を重ねるごとに大きくなっていきます。最初のうちは「まだ次がある」と思えても、何ヶ月も続くと気力を保つのが難しくなるのは当然のことです。
ホルモンバランスの影響
生理前はプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、もともと気分が落ち込みやすい時期です。さらに排卵誘発剤やホルモン補充療法を受けている方は、ホルモンの変動が大きくなるため、感情の波もより激しくなります。
つまり、「落ち込むのが普通の時期」に「最もつらい出来事」が起きるという、二重の負荷がかかっているのです。妊活中の気持ちの切り替え方については以下の記事で具体的な方法を紹介しています。

周囲に理解されにくい
妊活のつらさは、経験していない人にはなかなか伝わりません。「生理が来ただけでしょ?」と思われてしまうこともあります。パートナーでさえ、同じレベルの落胆を共有できていないと感じることがあるでしょう。


生理が来たときの乗り越え方
1. リセット日のルーティンを作る
「生理が来た日はこうする」というルーティンを決めておくと、感情に飲み込まれにくくなります。妊活中のメンタルケアの全体像は以下の記事で詳しく解説しています。



- 好きなスイーツを食べる
- 温かいお風呂にゆっくり浸かる
- 好きな映画やドラマを観る
- パートナーと外食する
- その日は妊活のことを一切考えないと決める
リセット日を「自分を甘やかす日」に設定することで、落ち込みの中にも小さな楽しみを見出せるようになります。
2. 落ち込む時間に制限を設ける
「今日1日だけは落ち込む。明日からまた日常に戻る」と自分にルールを設けるのも有効です。ずるずると数日間落ち込み続けるよりも、区切りをつけることで回復が早くなります。
ただし、これは「1日で立ち直れ」という意味ではありません。完全に元気になる必要はなく、「とりあえず普段の生活に戻る」くらいの感覚で十分です。
3. 基礎体温の記録を一時的にやめる
基礎体温を毎朝測ることがストレスになっている場合は、一時的にやめてみるのも選択肢です。主治医に相談の上で、通院時の検査だけで排卵のタイミングを把握する方法に切り替えられる場合があります。
「測らないと不安」という方も多いですが、毎朝の体温に一喜一憂する生活をやめるだけで、精神的な負担はかなり軽減されます。
4. パートナーと「リセット後の過ごし方」を決めておく
生理が来たときの対応をパートナーと事前に話し合っておくと、すれ違いを防げます。「リセットしたら何も言わずにそっとしておいてほしい」「ハグだけしてほしい」「一緒においしいものを食べに行きたい」など、具体的に伝えておくのがおすすめです。


5. 「ダメだった」ではなく「今月もトライできた」と捉える
生理が来ると「失敗した」と感じがちですが、視点を変えてみてください。治療を受けられる体の状態であること、今月も挑戦できたこと、それ自体に意味があります。
もちろん、そう思えない日があって当然です。無理にポジティブに捉える必要はありませんが、少し気持ちに余裕があるときに、この視点を思い出してもらえれば嬉しいです。
「もう続けられない」と感じたら
リセットを繰り返す中で、「もう限界だ」と感じることもあるかもしれません。それは弱さではなく、それだけ頑張ってきた証拠です。
- 主治医に「精神的につらい」と正直に伝える(治療ペースの調整が可能な場合がある)
- 心療内科やカウンセラーに相談する
- 治療を一時的にお休みする選択肢もある
- パートナーと「今後どうするか」を冷静に話し合う時間を作る
不妊治療を休む=諦めるではありません。心と体を回復させてから再開するのは、立派な戦略です。妊活と仕事の両立に悩んでいる方は以下の記事も参考になります。



まとめ
妊活中に生理が来たときのつらさは、経験した人にしかわかりません。毎月の「期待→落胆」サイクル、ホルモンの影響、周囲に理解されにくい孤独感。これらが重なって、落ち込むのは当然のことです。
リセット日のルーティンを作る、パートナーと過ごし方を決めておく、基礎体温の記録を見直す。小さな工夫の積み重ねが、つらさを和らげてくれます。そして、どうしても苦しいときは、専門家の力を借りることを迷わないでください。
不妊治療中のメンタルケアについては厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」に相談窓口の情報があります。不妊治療の基礎知識は日本産科婦人科学会で確認できます。
※この記事は妊活中の方の気持ちに寄り添うことを目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。治療方針の変更は必ず主治医にご相談ください。
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