妊活を始めたら「葉酸サプリを飲んだほうがいい」とよく聞きますが、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷っていませんか。
厚生労働省は妊娠を計画している女性に対し、食事に加えてサプリメントから1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。つまり、妊活中の葉酸サプリは「あったらいいな」ではなく「必要なもの」なのです。
とはいえ、ベルタやエレビット、マカナなど人気商品はたくさんあり、価格も成分もバラバラ。何を基準に選べばいいのか悩みますよね。この記事では、妊活中に人気の葉酸サプリ8商品を「成分・価格・飲みやすさ・サポート成分」の4つの軸で徹底比較しました。自分にぴったりの1本を見つけてください。

そもそもなぜ妊活に葉酸が必要なのか
サプリの比較に入る前に、そもそも「なぜ妊活中に葉酸が必要なのか」を確認しておきましょう。ここを理解しておくと、サプリ選びの優先順位がクリアになります。
葉酸はビタミンB群の一種で、細胞の分裂と成長に不可欠な栄養素です。特に重要なのは、赤ちゃんの「神経管」の形成に深く関わっているという点。神経管は脳と脊髄のもとになる組織で、妊娠初期(受精後わずか28日頃)に形成されます。
この時期に母体の葉酸が不足していると、神経管閉鎖障害(二分脊椎症や無脳症)のリスクが高まることが研究で明らかになっています。厚生労働省が「妊娠の1ヶ月以上前からサプリで400μgの葉酸を摂取するように」と勧告しているのは、このためです。
「妊娠がわかってから飲み始めればいい」と思っている方もいるかもしれませんが、妊娠に気づくのは一般的に妊娠5〜6週頃。その時点ではすでに神経管の形成が進んでいるため、妊活を始めた時点で葉酸サプリを飲み始めるのが正解です。
葉酸は水溶性ビタミンのため体内に蓄積されにくく、毎日コツコツ摂り続けることが大切です。「昨日たくさん食べたから今日はいいや」という考え方はNGです。
葉酸サプリ選びで失敗しないための3つのポイント
商品を比較する前に、まず「何を基準に選べばいいのか」を押さえておきましょう。以下の3つのポイントをチェックすれば、大きな失敗は避けられます。
ポイント1:葉酸の種類と配合量
葉酸には「モノグルタミン酸型」と「ポリグルタミン酸型」の2種類があります。厚生労働省が推奨しているのはモノグルタミン酸型(合成葉酸)で、体内での吸収率が約85%と高いのが特徴です。ポリグルタミン酸型(食事性葉酸)は吸収率が約50%にとどまるため、サプリで摂るならモノグルタミン酸型を選ぶのが基本です。
配合量は400μg以上を目安にしてください。妊活中から妊娠初期にかけて、サプリから400μgを摂取するのが推奨量です。800μgなど大量に配合されている商品もありますが、上限量の1,000μgを超えないように注意が必要です。
ポイント2:葉酸以外のサポート成分
妊活中は葉酸だけでなく、鉄分・カルシウム・ビタミンB群・ビタミンDなども大切な栄養素です。これらがまとめて摂れるオールインワン型のサプリを選ぶと、何種類もサプリを飲む必要がなくなります。
特に鉄分は妊娠すると必要量が大幅に増えるので、妊活中からしっかり蓄えておきたい栄養素です。鉄分が10mg以上含まれているかどうかは必ずチェックしましょう。
ポイント3:続けやすさ(価格と飲みやすさ)
葉酸サプリは妊活中から妊娠中、できれば授乳期まで長期間飲み続けるものです。そのため「続けられるかどうか」は非常に重要な選択基準になります。
1日あたりのコストが高すぎると家計を圧迫しますし、粒が大きすぎたりにおいがキツかったりすると飲むのが苦痛になります。価格と飲みやすさのバランスも見逃せません。
- モノグルタミン酸型の葉酸が400μg以上配合されているか
- 鉄分・カルシウム・ビタミンB群などのサポート成分が入っているか
- 価格と粒の大きさ、においなど続けやすさに問題がないか
人気の葉酸サプリ8商品を一覧比較
まずは主要8商品のスペックを一覧表で比較します。ざっと全体像を把握してから、気になる商品を詳しくチェックしてみてください。
| 商品名 | 葉酸量 | 鉄分 | カルシウム | 粒数/日 | 月額目安(定期) |
|---|---|---|---|---|---|
| ベルタ葉酸サプリ | 480μg | 23.2mg | 264mg | 4粒 | 約3,980円 |
| エレビット | 800μg | 21.5mg | なし | 3粒 | 約4,500円 |
| マカナ | 400μg | 8.7mg | なし | 4粒 | 約3,980円 |
| プレミン | 400μg | 15mg | 250mg | 4粒 | 約3,980円 |
| ママニック葉酸サプリ | 400μg | 15mg | 250mg | 4粒 | 約3,780円 |
| メルミー葉酸サプリ | 400μg | 15mg | 241mg | 4粒 | 約2,980円 |
| ピジョン 葉酸カルシウムプラス | 400μg | 10mg | 160mg | 2粒 | 約1,000円 |
| ディアナチュラ 葉酸×鉄・カルシウム | 480μg | 15mg | 90mg | 1粒 | 約400円 |
価格帯はディアナチュラの月400円からエレビットの月4,500円まで、10倍以上の開きがあります。ただし安ければ良いというわけではなく、含まれている成分の種類や配合量に大きな差があるので、自分が何を重視するかで選ぶべき商品が変わってきます。

各商品の詳細レビュー
ベルタ葉酸サプリ:妊活サプリの定番
ベルタ葉酸サプリは妊活・妊娠中の女性向けサプリとして圧倒的な知名度を持つ商品です。葉酸480μgに加え、鉄分23.2mg、カルシウム264mg、ビタミン・ミネラル27種、アミノ酸20種、美容成分5種と、驚くほど多くの成分をギュッと詰め込んでいます。
特筆すべきは鉄分23.2mgという配合量です。妊娠中の推奨量は21.5mgなので、ベルタ1つで妊娠中の鉄分もカバーできます。もともと貧血気味の方や、鉄分をしっかり摂りたい方には心強い数字です。
デメリットとしては、4粒/日で粒がやや大きめという声があることと、定期コースに回数縛りがある点です。ただし長く飲み続ける前提なら、定期コースの方がコスパは良くなります。
エレビット:産婦人科医推奨No.1
エレビットはバイエル薬品が製造する葉酸サプリで、「産婦人科医推奨No.1」を謳っている商品です。最大の特徴は葉酸800μgという高配合。一般的なサプリの倍量を配合しており、「しっかり葉酸を摂りたい」という方に支持されています。
製薬会社が作っているという安心感と、18種類のビタミン・ミネラルをバランスよく配合している点が強みです。病院の待合室にパンフレットが置かれていることも多く、医療従事者からの信頼が厚い商品と言えるでしょう。
ただし、カルシウムが含まれていないため、カルシウムは食事や別のサプリで補う必要があります。価格も月4,500円とやや高めです。
マカナ:妊活特化のオールインワン
マカナは商品名の通り「マカ」を配合した妊活特化型サプリです。葉酸400μgに加え、日本産マカ、スピルリナ、金時しょうが、GABA、DHA・EPAなど、妊活をサポートする成分を幅広く配合しているのが特徴です。
「温活」を意識している方や、マカの力を借りたい方に向いています。夫婦で飲めるように設計されている点もユニークで、男性の妊活にも対応しています。
一方で、鉄分8.7mgはやや少なめ。カルシウムも含まれていないため、妊娠後は別のサプリに切り替えることを検討する必要があるかもしれません。あくまで「妊活期に特化したサプリ」と考えるのが良いでしょう。

プレミン:時期別に設計された安心サプリ
プレミンの最大の特徴は「時期別」に3種類のサプリが用意されている点です。妊活〜妊娠13週用の「プレミン」、妊娠14週〜出産用の「プレミン14w」、授乳期用の「プレミンママ」と、時期に応じて必要な栄養素が変わることを考慮した設計になっています。
葉酸400μg、鉄分15mg、カルシウム250mgとバランスが良く、第三者機関による安全性テストを実施している点も安心材料です。定期コースに回数縛りがなく、いつでも解約できるのも良心的です。
粒は小さめで飲みやすいという口コミが多く、つわり中でも続けやすいと評判です。
ママニック葉酸サプリ:成分バランスと価格の両立
ママニックは葉酸400μg、鉄分15mg、カルシウム250mgに加えて、乳酸菌や美容成分(ヒアルロン酸、ツバメの巣など)も配合したサプリです。栄養面と美容面をバランスよくカバーしたい方に向いています。
管理栄養士が監修している点や、国内GMP認定工場で製造している点もポイントです。月額3,780円と、高機能サプリの中ではリーズナブルな部類に入ります。
メルミー葉酸サプリ:産婦人科医&管理栄養士のW監修
メルミーは産婦人科医と管理栄養士がダブル監修したサプリです。葉酸400μg、鉄分15mg、カルシウム241mgとバランスが良く、月額2,980円というコスパの良さが魅力です。
妊活中から授乳期まで飲み続けられる設計で、「長く飲み続けたいけど費用も抑えたい」という方にフィットします。定期コースの初回はさらにお得になることが多いので、公式サイトをチェックしてみてください。
ピジョン 葉酸カルシウムプラス:手軽に始めるならコレ
ベビー用品メーカーとして有名なピジョンの葉酸サプリです。葉酸400μg、鉄分10mg、カルシウム160mgをたった2粒で摂取できる手軽さが強みです。
ドラッグストアで気軽に購入でき、月額約1,000円という手の届きやすさは大きなメリット。「まずは葉酸サプリを試してみたい」という方のエントリーモデルとして最適です。
ただし、美容成分やマカなどのプラスアルファの成分は入っていません。シンプルに葉酸・鉄・カルシウムを手軽に摂りたい方向けです。
ディアナチュラ 葉酸×鉄・カルシウム:圧倒的コスパ
アサヒグループのディアナチュラは、1日1粒・月額約400円という圧倒的なコスパが最大の武器です。葉酸480μg、鉄分15mg、カルシウム90mgを配合しています。
コンビニやドラッグストアでどこでも買えるアクセスの良さも魅力です。「高いサプリを飲み続ける自信がない」「まずはコストを抑えて始めたい」という方におすすめです。
カルシウムは90mgとやや少なめなので、食事で乳製品をしっかり摂るなどの工夫は必要です。美容成分やその他のサポート成分はほぼ含まれていないため、葉酸・鉄分の最低限の摂取を目的としたサプリと考えてください。

タイプ別おすすめ:こんな人にはこのサプリ
8商品それぞれに特徴がありますが、「結局どれがいいの?」という方のために、タイプ別のおすすめを整理しました。
| こんな人 | おすすめ商品 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 充実した成分で安心感を重視したい | ベルタ葉酸サプリ | 鉄分23.2mg+ビタミンミネラル27種と成分量がトップクラス |
| 医師推奨の実績を重視したい | エレビット | 産婦人科医推奨No.1。製薬会社の品質管理で信頼度が高い |
| 妊活に特化した成分がほしい | マカナ | マカ・しょうが・GABAなど妊活サポート成分が充実 |
| 妊娠後も同じブランドで続けたい | プレミン | 時期別に設計された3ステップで妊活〜授乳期まで対応 |
| 栄養も美容もバランスよくケアしたい | ママニック | 美容成分+乳酸菌も配合。バランス型の優等生 |
| コスパ良く長期間飲み続けたい | メルミー | W監修の安心感で月2,980円。長期継続向き |
| ドラッグストアで手軽に始めたい | ピジョン | 1日2粒・月約1,000円。知名度のあるブランドで安心 |
| とにかくコストを抑えたい | ディアナチュラ | 1日1粒・月約400円。どこでも買える手軽さ |
どの商品を選んでも、必ず「モノグルタミン酸型葉酸400μg以上」が含まれていることを確認してください。また、持病のある方や服用中の薬がある方は、かかりつけ医に相談してからサプリを選びましょう。
葉酸サプリに関するよくある質問
Q. 葉酸サプリはいつから飲み始めればいいですか?
A. 妊娠を計画し始めた時点で飲み始めるのがベストです。赤ちゃんの神経管が形成されるのは妊娠初期(受精後28日頃まで)なので、妊娠がわかってからでは遅いケースもあります。妊活を意識したらすぐにスタートしましょう。
Q. 葉酸を摂りすぎるとどうなりますか?
A. 厚生労働省が定める1日の上限量は1,000μgです。これを長期間超えると、ビタミンB12欠乏症の診断が遅れるリスクがあるとされています。通常の食事とサプリを合わせても上限を超えることはまれですが、複数のサプリを併用する場合は合計量をチェックしてください。
Q. 食事だけで葉酸は足りないのですか?
A. 食事から摂取できる葉酸(ポリグルタミン酸型)は吸収率が約50%と低いため、食事だけで推奨量をカバーするのは難しいです。ほうれん草やブロッコリーなど葉酸を多く含む食品を積極的に食べつつ、サプリで400μgを補うのが理想的です。
Q. 夫も葉酸サプリを飲んだほうがいいですか?
A. 男性にとっても葉酸は精子の質に関わる大切な栄養素です。夫婦で一緒に飲む方も増えています。マカナのように夫婦での利用を想定した商品を選ぶのも良い方法です。
Q. 市販品と通販限定品、どちらがいいですか?
A. どちらにも良さがあります。市販品(ピジョン・ディアナチュラ)はコスパが良く手軽に購入できます。通販限定品(ベルタ・プレミン・マカナなど)はサポート成分が豊富で、定期コースでお得に買えるケースが多いです。

定期コースを利用する際の注意点
通販限定の葉酸サプリの多くは「定期コース」でお得に購入できる仕組みになっています。長期間飲み続けるものなので定期コースは相性が良いのですが、いくつか注意点があります。
最低継続回数を確認する
商品によっては「最低○回の受け取りが条件」という縛りがあります。たとえば6回縛りの場合、途中で体に合わないと感じても6ヶ月分は購入しなければなりません。回数縛りなしの商品を選ぶか、縛りがある場合は総額を事前に計算しておくことが大切です。
解約方法を事前に確認する
「解約は電話のみ」「次回発送の10日前までに連絡が必要」など、解約条件が商品ごとに異なります。購入前に公式サイトで解約方法を必ずチェックしておきましょう。解約が面倒で飲まないサプリが届き続ける…というのはもったいないです。
初回だけ安い場合に注意
初回500円、2回目以降は通常価格…というパターンもあります。初回の安さだけで判断せず、2回目以降の価格も含めたトータルコストで比較することが重要です。
定期コースが不安な方は、まずピジョンやディアナチュラのようなドラッグストアで買える商品から試して、自分が「サプリを毎日飲む習慣」を続けられるか確認してみるのもアリです。習慣化できたら、成分がより充実した通販限定品に切り替えるという段階的なアプローチも賢い選択です。
葉酸サプリの正しい飲み方
せっかく良いサプリを選んでも、飲み方を間違えると効果が十分に発揮されないことがあります。以下のポイントを意識してください。
飲むタイミング
葉酸サプリは基本的にいつ飲んでもOKです。ただし、毎日同じ時間に飲む習慣をつけるのが続けるコツ。朝食後や就寝前など、忘れにくいタイミングを決めておきましょう。
水で飲む
カフェインを含むお茶やコーヒーと一緒に飲むと、葉酸の吸収が妨げられる可能性があります。水またはぬるま湯で飲むのが理想です。
飲み忘れた場合
1日飲み忘れても体への大きな影響はありません。翌日にまとめて2日分飲むのではなく、通常通り1日分を飲んでください。大切なのは長期的に継続することです。
- 毎日同じ時間に飲む習慣をつける
- 水またはぬるま湯で飲む(カフェイン飲料は避ける)
- 飲み忘れても翌日にまとめ飲みはしない
- 最低でも妊活開始から妊娠3ヶ月まで、できれば授乳期まで継続する
まとめ:自分に合った葉酸サプリで妊活をサポートしよう
葉酸サプリは妊活中の女性にとって欠かせないアイテムです。今回紹介した8商品をあらためて整理すると、選び方はシンプルです。
- 成分の充実度で選ぶなら:ベルタ・エレビット
- 妊活特化で選ぶなら:マカナ
- 時期に合わせて切り替えたいなら:プレミン
- バランス重視で選ぶなら:ママニック・メルミー
- 手軽さ・コスパ重視で選ぶなら:ピジョン・ディアナチュラ
どの商品にも一長一短があり、「絶対にこれが正解」というものはありません。大切なのは自分のライフスタイルや予算に合ったサプリを選び、毎日欠かさず飲み続けることです。まずは1つ選んで始めてみて、合わなければ切り替える。それくらいの気軽な気持ちでスタートしてみてください。

葉酸の摂取に関する詳しい情報は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で確認できます。妊活・妊娠中の栄養管理について総合的に知りたい方は、日本産科婦人科学会の公式サイトも参考になります。サプリメントの品質基準については、国立健康・栄養研究所の情報をチェックしてみてください。
※この記事で紹介しているサプリメントの情報は執筆時点のものであり、価格や成分は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。サプリメントは医薬品ではなく、効果・効能を保証するものではありません。


