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採卵当日の流れと準備ガイド:持ち物・食事制限・注意点まで徹底解説

体外受精・採卵・胚移植

体外受精のプロセスにおいて、採卵は大きな山場のひとつです。「当日はどんな流れで進むの?」「何を準備すればいいの?」「食事は取ってよいの?」など、初めての方は分からないことだらけではないでしょうか。

この記事では、採卵当日の流れを時系列で分かりやすく解説するとともに、事前の準備や注意点についても詳しく紹介します。事前に流れを把握しておくことで、当日の不安をかなり軽減できるはずです。

ナビ助
ナビ助
初めての採卵は緊張するよね。でも流れが分かっていれば、少しは安心できるはず。一緒にしっかり予習しておこう!

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採卵前日までの準備

採卵当日をスムーズに迎えるために、前日までに以下の準備をしておきましょう。

持ち物チェックリスト

ポイント
  • 健康保険証
  • 診察券
  • 同意書(事前に記入済みのもの)
  • ナプキン(採卵後の出血に備えて)
  • ゆったりした服装(ワンピースやウエストがゴムのパンツ)
  • 靴下(院内が冷えることがある)
  • 飲み物(待ち時間用・帰宅時用)
  • 軽食(帰宅前に食べられるもの。おにぎりやパンなど)
  • 暇つぶしグッズ(本やスマホの充電器など)
  • 眼鏡(コンタクトレンズを外す必要がある場合)
  • 付き添いの方がいる場合は、一緒に来院してもらう

ナプキンは、帰宅後の分も含めて少し多めに用意しておくと安心です。

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食事・飲み物の制限

全身麻酔や静脈麻酔を使用する場合、前日の夜から絶食・絶飲が必要です。具体的な時間はクリニックから指示がありますが、一般的には以下のような制限があります。

  • 前日の夕食は通常通り食べてOK(21時〜22時頃まで)
  • 前日の就寝前以降は食事を取らない
  • 当日朝の飲み物は少量の水のみ可(麻酔の種類による)
  • ガムや飴も控える(胃液の分泌を促すため)

局所麻酔のみの場合は、軽い朝食を取ってOKとするクリニックもあります。必ずクリニックからの指示に従ってください。

前日に気をつけること

  • アルコールは控える
  • 十分な睡眠を取る(早めの就寝を心がける)
  • 爪は短く切っておく(パルスオキシメーターを使うため)
  • マニキュア・ジェルネイルは落としておく(血中酸素濃度の測定に影響するため)
  • コンタクトレンズは外して眼鏡にする(クリニックの指示による)
  • 当日のメイクは控えめにする(ファンデーション・口紅程度、またはすっぴん指定の場合も)
  • アクセサリー類(ピアス・ネックレス・指輪)は外しておく
  • 香水は付けない

ネイルを落とす予定があるなら、前日までに除光液が手元にあるか確認しておくと慌てずに済みます。

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ナビ助
ナビ助
前日は早めに寝て、リラックスして過ごしてね。緊張するかもしれないけど、クリニックのスタッフさんがしっかりサポートしてくれるから大丈夫だよ!

採卵当日の流れ(タイムスケジュール)

採卵当日は、一般的に以下のような流れで進みます。クリニックによって多少異なりますが、大まかな流れを把握しておきましょう。

来院〜準備(所要時間:30分〜1時間)

  1. 受付で保険証・診察券を提出
  2. 着替え(手術着やガウンに着替える)
  3. バイタルチェック(血圧・体温・脈拍の測定)
  4. 点滴の準備(静脈麻酔の場合)
  5. 担当医から当日の説明を受ける
  6. トイレを済ませておく

採卵処置(所要時間:10〜30分)

採卵の処置自体は比較的短時間で終わります。手順は以下の通りです。

  1. 手術台に上がり、足を開脚位にセットする
  2. 膣内を消毒する
  3. 麻酔を開始する(局所麻酔の注射 or 静脈麻酔で眠る)
  4. 経膣超音波で卵巣の位置を確認する
  5. 採卵針を膣壁から卵巣に挿入する
  6. 卵胞液と卵子を吸引・採取する
  7. 採取した卵胞液を培養室に送り、卵子の有無を確認する
  8. 止血を確認して処置終了

採卵針は20〜21ゲージという細いサイズのものが多く使われており、体への負担をできるだけ少なくする工夫がされています。卵胞の数によって処置時間は異なりますが、5〜10個程度であれば15分前後で終わるケースが多いです。

採卵後の安静(所要時間:1〜3時間)

採卵後はリカバリールームで安静にします。静脈麻酔を使った場合は、麻酔が覚めるまでに2〜3時間ほどかかることがあります。

  • 目が覚めたらバイタルチェック
  • 出血の確認
  • 飲み物や軽食を取ってOK(許可が出てから)
  • 体調確認後、担当医から採卵結果の説明(取れた卵子の数など)
  • 今後のスケジュール(受精方法・胚移植日)の確認
  • 処方薬(抗生剤・鎮痛剤など)の受け取り

帰宅

体調に問題がなければ、午前中〜昼過ぎには帰宅できるケースが多いです。帰宅後はゆっくり休みましょう。

帰宅してすぐ横になれるよう、ウエストを締め付けないルームウェアを出しておくと楽に着替えられます。

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注意

静脈麻酔を使った場合は、当日の車の運転は禁止です。公共交通機関を利用するか、パートナーや家族に送迎してもらいましょう。タクシーの利用もおすすめです。

ナビ助
ナビ助
採卵自体は思ったより短い時間で終わるよ。麻酔で眠っている間に終わることも多いから、気づいたら「もう終わったの?」って感じだった、っていう声もよく聞くよ。

採精について

採卵当日は、パートナーの精子も必要になります。採精に関するポイントも押さえておきましょう。

採精の方法

  • クリニック内の採精室で行う方法(プライバシーに配慮された個室が用意されている)
  • 自宅で採取して持参する方法(クリニックの指示に従う。採取後は保温に注意し、2〜3時間以内にクリニックに届ける)

採精前の注意点

  • 採精の2〜5日前から禁欲するのが一般的(禁欲期間が短すぎると精子濃度が低く、長すぎると運動率が低下する)
  • 採精前の飲酒・喫煙は控える
  • 体調を整えておく(睡眠不足や過度な疲労を避ける)
  • 長時間のサウナや熱い風呂は精子の質に影響するため控える

採卵後の注意点

採卵後は以下の点に注意して過ごしましょう。

当日の過ごし方

  • 帰宅後は安静に過ごす
  • 激しい運動は避ける
  • 入浴はシャワーのみ(出血予防のため)
  • 処方された薬があれば指示通り服用する
  • アルコールは控える
  • 消化の良い食事を取る
  • 十分な水分を摂取する

当日は台所に立つのもおっくうになりがちです。温めるだけで食べられるレトルトのおかゆをいくつか買っておくと、食事の支度に手間をかけずに済みます。

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翌日以降の過ごし方

  • 軽い日常生活は問題なし
  • 激しい運動は1週間程度控える
  • 出血がなければ翌日から入浴OK
  • 飲酒は数日間控える

こんな症状が出たらクリニックに連絡

注意
  • 38度以上の発熱
  • 出血量が増える・止まらない
  • 激しい腹痛
  • お腹が急激に膨らむ感じがする
  • 吐き気・嘔吐がひどい
  • 尿の量が極端に減る
  • 体重が急に増える(1日に1kg以上)

これらの症状はOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の兆候である可能性があります。我慢せず、すぐにクリニックに連絡してください。

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採卵後の受精と培養について

採卵された卵子は、その日のうちに精子と出会います。受精の方法と培養の流れも知っておきましょう。

受精方法

  • 体外受精(IVF):卵子と精子をシャーレの中で出会わせ、自然に受精させる方法
  • 顕微授精(ICSI):精子を直接卵子の中に注入する方法。精子の数や運動率が低い場合に用いられます

培養の流れ

受精が確認された卵子(受精卵)は、培養室の専用培養器で育てられます。培養日数によって以下のように分けられます。

  • 初期胚(2〜3日目):4〜8細胞に分裂した段階
  • 胚盤胞(5〜6日目):100個以上の細胞に分裂した段階

どの段階で移植するか、または凍結するかは、担当医と相談して決定します。

よくある質問(Q&Aコーナー)

Q. 採卵は何個くらい取れるものですか?

採卵で取れる卵子の個数は、年齢・卵巣の状態・排卵誘発の方法によって大きく異なります。一般的には5〜15個程度が目安ですが、1〜2個の場合もあれば20個以上取れる場合もあります。数が多いことが重要ではなく、質の良い卵子が取れることが大切です。

Q. 採卵にかかる費用はどのくらいですか?

2022年4月から体外受精が保険適用となり、3割負担で受けられるようになりました。保険適用の場合、採卵から胚移植までの1サイクルの自己負担額は15〜25万円程度が目安です。ただし、年齢や治療内容、使用する薬剤によって異なるため、詳細はクリニックにお問い合わせください。

Q. 採卵は何回まで受けられますか?

採卵自体の回数に明確な上限はありませんが、保険適用には胚移植の回数制限があります。また、体への負担を考慮して、担当医と相談しながら治療計画を立てることが大切です。

Q. 採卵当日にパートナーが来られない場合はどうすればよいですか?

事前に凍結精子を用意しておく方法があります。また、自宅採精した精子を持参する方法もあります。クリニックに事情を伝え、対応方法を相談してみてください。

Q. 緊張して眠れない場合はどうすればよいですか?

前日の緊張は誰にでもあることです。深呼吸やストレッチをする、ハーブティーを飲む、好きな音楽を聴くなどでリラックスを心がけましょう。どうしても眠れない場合でも、横になって体を休めるだけでも効果があります。

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まとめ

採卵当日の流れと準備について、大切なポイントをまとめます。

  • 前日は早めに就寝し、絶食・絶飲の指示に従う
  • 持ち物(保険証・同意書・ナプキン・ゆったりした服)を準備する
  • 採卵処置自体は10〜30分程度で終わる
  • 麻酔後の安静時間は1〜3時間
  • 当日の車の運転は禁止(静脈麻酔の場合)
  • 帰宅後はシャワーのみ、安静に過ごす
  • 異常な症状があればすぐにクリニックに連絡する

事前に流れを把握しておくことで、当日の不安はかなり軽減されます。分からないことがあれば、遠慮なくクリニックのスタッフに質問してくださいね。

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